MS-DOS 画面の出力をファイルに保存する
ここでは、MS-DOSからコマンドを入力した時に表示されるテキストをファイルに保存する方法を説明します。
MS-DOSからコマンドを実行してうまくいかない症状を作者に伝える時とかに便利です。
(その場合個人情報・ユーザー名等やパスワードがテキストに含まれないかチェックしましょう)
注意
はじめに、右クリックですべて選択・その後 キーボードよりCTRL+C・そしてメモ帳にクリップボードの内容を貼り付ける方法もあることを覚えておくといいでしょう。
基礎知識
標準出力と標準エラー出力
出力される内容は、実は普通の物と、エラーが表示されるものの2種類あります。
普通の物は、専門用語で標準出力と呼ばれます。
エラーが表示されるものは、標準エラー出力と呼ばれます。
普通は標準エラー出力は、エラー情報(通常とは違う情報)以外出力されませんが、例外も多々あります。
上書きと追加
ファイルに出力する場合、上書きと追加という2種類のモードがあります。
上書きモードの場合、すでに出力先のファイルが存在している場合、そのファイルの内容は消えて、新しく出力される内容が保存されます。
ファイルの上書き保存と同じようなものです。
追加出力は少し異なっていて、すでにファイルが存在する場合、そのファイルのテキストの最後に出力内容が追加されます。
ファイルがない場合は、上書きと同じように新しくファイルが作成されそこに出力されます。
改行の問題
ファイルを開くと、↑や■で、改行がおかしい場合はがあります。
これは改行コードがパソコンのOSの種類で違うのが原因です。
テキストファイルをメモ帳で開くのではなく、ワードパットからブラウザーで開きましょう。
ファイルの出力仕方
ffmpeg -hと入力すれば以下のような出力されるコマンドを例にあげます。
■標準出力
Main options: -h show help
■標準エラー出力
usage: ffmpeg [[infile options] -i infile]... {[outfile options] outfile}...
注意
すべてのffmpeg.exeが同じような結果を返すわけではありません。
標準出力を保存
通常通りにコマンドを入力後 >を入力、その後にファイル名を記述します。
出力ファイル名は、log.txtと相対パスで書いてもいいですし、c:\log.txtと絶対パスでもかまいません。また"c:\program files\log.txt"ダブルコーテーションでくくってもかまいません。(ファイルパスにスペースを含む場合は必ずくくってください)
ffmpeg -h > log.txt
するとファイルの内容は以下になります。
■log.txt
Main options: -h show help
標準エラー出力を保存
通常通りにコマンドを入力後 2>を入力、その後にファイル名を記述します。
この2というのは非常にわかりにくいのですが、内部的に出力番号というのが振られています。
標準出力は1・標準エラー出力は2という風になっています。
ただし、標準出力の1は省略可能となっており、通常省略します。
標準エラー出力は2番目の出力と覚えるといいでしょう。
ffmpeg -h 2> err.txt
するとファイルの内容は以下になります。
■err.txt
usage: ffmpeg [[infile options] -i infile]... {[outfile options] outfile}...
標準出力と標準エラー出力を別々に保存
先ほどの両方の出力を2つ書くと大丈夫です。
ffmpeg -h >log.txt 2> err.txt
するとファイルの内容は以下になります。
■log.txt
Main options: -h show help
■err.txt
usage: ffmpeg [[infile options] -i infile]... {[outfile options] outfile}...
標準出力と標準エラー出力を同じファイルに保存
これは少しややこしいのですが、以下のようになります。この2の後に&1が付いているのが、重要です。
これは標準エラー出力の内容を出力番号1、つまり標準出力に出力するようにする命令です。
&を省いてしますと、単にファイル名1というファイルに書き出すことになります。
豆知識として、&から始まるファイル名には出力できないと覚えておくといいでしょう。
ffmpeg -h >log.txt 2>&1
するとファイルの内容は以下になります。
■log.txt
usage: ffmpeg [[infile options] -i infile]... {[outfile options] outfile}... Main options: -h show help
出力内容を追加で保存
ファイルの出力には上書きモードと追加モードの2つあることを説明しましたが、
これまでの>は、上書きモードです。
追加モードで使いたい場合は>ではなく、>>と書きます。他はすべて同じです。
例として今度は2回コマンドを入力します。
標準出力をlog.txtに、標準エラー出力を追加でlog.txtに書き出すというコマンドです。
ffmpeg -h >log.txt ffmpeg -h 2>>log.txt
するとファイルの内容は以下になります。
■log.txt
Main options: -h show help usage: ffmpeg [[infile options] -i infile]... {[outfile options] outfile}...
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