無償のFFmpegでWavファイルの変換(Wavに変換)
ここではオープンソースソフト FFmpegを使って、Wav形式のファイルを変換する方法を説明します。
MS-DOSの知識が必要になります。拡張子を表示させた方がいいでしょう。
GUIで使いたいというかたは、オープンソースソフト akJ Audiotools をお試しください。(一部対応形式に制限あり)
基礎オプション
出力先のファイルがすでにある場合、上書き確認します。
yキーを押します。
常に上書きする場合は、引数 -yを加えます。
ffmpeg -y -i input.wav output.wav
他の形式からWavに変換
入力ファイルと出力ファイルを指定するだけでいいです。
別途、サンプルレート・チャンネル・サンプルビットを指定できます。
詳しい設定は下を参照
ffmpeg -i input.mp3 output.wav
Wavの形式を変更
圧縮なしのWavについて
チャンネルを変更
-acという引数でチャンネルを指定します。
■モノラルは-ac 1
■ストレオは-ac 2
となります。
以下はモノラルに変更
ffmpeg -i input.wav -ac 1 output.wav
サンプルレートを変更
-arという引数でサンプルレートを指定できます。
次の値を推奨 (8000・11025・16000・22050・32000・44100・48000)
ffmpeg -i input.wav -ar 44100 output.wav
サンプルビットを変更
サンプルビットの変更は少しややこしくて
-acodecという引数をします。これは音声のエンコードの方式を決めるためのものです。
16bitの場合は、-acodec pcm_s16le
専門的にいうと、signed int の little endian形式という意味です。
8bitの場合は、-acodec pcm_u8とします。
ffmpeg -i input.wav -acodec pcm_s16le output.wav
複数を同時に指定
もちろん、複数の指定を同時にできます。
以下はCDを焼く時の指定の形式です。
ffmpeg -i input.wav -ac 2 -ar 44100 -acodec pcm_s16le output.wav
Wavから他の形式に変換
WavをMP3に変換
bitrateの指定をします。指定がないと、おまかせになり、bitrateが低い場合があります。
-abという引数でbitrateの指定ができます。
-ab 128 ですと 128kbpsという意味です。(こちらはkbyte単位で指定をします)
もちろん、Wavの時のようにサンプルレートとチャンネルを変更できます。(サンプルビットは指定できません)
あと、低いサンプルレート(32khz未満)の場合、160kbps以上のbitrateの指定はできません。
以下のサンプルレートでなければなりません。
11025・16000・22050・32000・44100・48000
入力元が違うサンプルレートの場合、引数 -arで指定する必要があります。
ffmpeg -i input.wav -ab 128 output.mp3
WavをMP2に変換
bitrateの指定をします。指定がないと、おまかせになり、bitrateが低い場合があります。
-abという引数でbitrateの指定ができます。
-ab 128 ですと 128kbpsという意味です。(こちらはkbyte単位で指定をします)
もちろん、Wavの時のようにサンプルレートとチャンネルを変更できます。(サンプルビットは指定できません)
あと、低いサンプルレート(32khz未満)の場合、160kbps以上のbitrateの指定はできません。
以下のサンプルレートでなければなりません。
16000・22050・32000・44100・48000#code
以下は、引数でサンプルレートを16000hzに変換するよう指定します。
ffmpeg -i input.wav -ab 128 -ar 16000 output.mp2
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