PythonスクリプトをWindows実行形式(Exe)にする

作り方

インストール

このリンク先を参考にpy2exeをインストールします。

http://www.cubelab.com/ymasuda/python/py2exe/py2exe.html

作成

スクリプトを用意

以下例はThe Snack Sound Toolkitをもちいて、F0値を取得するプログラムです。

■pitch.py

#! /usr/bin/env python

from Tkinter import *
from tkSnack import *
root = Tkinter.Tk()

initializeSnack(root);
import sys;
path=sys.argv[1];

mysound=Sound(load=path);
mysound.convert(encoding='Lin16',channels='1');

resultList=mysound.pitch(method='ESPS',minpitch=10,maxpitch=400);


for i in resultList:
	print i;

setup.pyの作成

以下のようなファイルを作成します。名前はなんでもかまいません。

■setup.py

# setup.py
from distutils.core import setup
import py2exe

setup(console=["pitch.py"])

実行

MS-DOSより以下のようにpythonを実行します。

変換するスクリプト(pitch.py)行の最後に余計な空白やらタブがあると失敗することがあるようです。

python setup.py py2exe

ライブラリーのコピー

distというフォルダーがありそこに、pitch.exeというファイルが出来ています。

tclとかを使っている場合、手動で必要なライブラリーをコピーします。

この例ですと、snacklibをtclというフォルダーの中にいれます。

完成

これで、完成です。配布するときはdistフォルダーの中身すべて配布する必要があります。

例としてあげたプログラムは、オープンソースソフト akJ Audiotoolsの中のフォルダー以下で実際に使用しています。

akj_audiotools1.0.1-alpha\akj_audiotools1.0.1\plugins\snack_rcp_1.0.0\snackexecuter