改行コード

覚えることは一つで、Windows以外のOS(ようはMacとか)を使っている人からのデーターは改行がおかしい(改行がないように思える)ことがある。

これは改行コードの違いが原因の場合が多い。

昔、他のOSで作ったデーターなどは専用のソフトかなにかで、変換してからみるケースが多く

他のOSのファイルは見ることはなかったのでそれほど改行コードを気にする必要はなかったのですが。

インターネット時代は他のOSで作成されたファイルを直接見る機会が増えたため改行コードを意識する必要があります。

なおHTMLは改行コードは基本的に無視しますが、例外の場合も改行コードの違いで見え方はそれほど変わりません。

改行コードの種類

Carriage Return

略してCR

Asciiコードでは13

エスケープシーケンスでは\r

Line Feed

略してLF

Asciiコードでは10

エスケープシーケンスでは\n

Mac改行とUnix改行を足したもの

つまりCRLFの２文字を使います。

エスケープシーケンスでは\r\n

Mac改行やUnix改行をWindows改行に変更すると、改行コード分ファイルサイズが大きくなります。

Mac改行をメモ帳で開くと改行の所が■のように表示される場合があります。

Unix改行をメモ帳で開くと改行の所が↑のように表示される場合があります。

そのまま編集して保存しても改行は変わりません。

ワードパッドで開くと改行は正しく処理されて表示されます。

ただし、これを保存すると改行コードはWindows改行に変更されてしまうため場合によっては問題がある場合があります。

FTPでファイルを転送するとき改行コードの違いを自動で変更するために、ファイル転送モードにAscii(Text)モードがあります。

これを使うと、サーバー側の改行コードに変更してくれるため、cgiのプログラム等が正常に動きます。

ただし場合によっては変更がうまくいかない場合があります。

なので、転送時にはバイナリー(raw)形式での転送をお薦めします。

改行コードは送る前にクライアント側できっちりと変換して送りましょう。

XMLでは改行コードを属性等に記述する場合は

Mac改行の場合、

Unix改行の場合、

という風に文字参照形式を使うといいでしょう。