Raw形式をWav形式にする・Wav形式をRaw形式にする
Raw形式(ヘッダーなし)の音声データーを、通常のソフトで扱えるWav形式のデーターに変換する方法
および、Wav形式のデーターをRaw形式に変換する方法を説明します。
注意
Soxを使って
オープンソースソフト Soxを使用する場合
RawデーターをWaveにする
Rawデーターを読み込む場合は、形式および、サンプルビット・サンプリングレート・チャンネルを指定する必要があります
■形式の指定
Wav形式の場合、8bitのデーターは符号無しで、16bitのデーターは符号有りになります。
-s signed (符号付)です
-u unsigned (符号無し)です。
注意
その他にADPCM等も指定できるようです。詳しくは、Sox付属のマニュアルをご覧ください
■サンプルビットの指定
通常、8bitあるいは16bitを指定すると思います。
-b 8bit
-w 16bit
-l 32bit
-d 64bit
■サンプリングレートの指定
-r の後に数値を入力して指定します。
例
-r 11025
-r 22050
-r 44100
■チャンネルの指定
-cの後に数値を入力して指定します。
ステレオ
-c 2
モノラル
-c 1
■エンディアンの入れ替え
-x エンディアンを入れ替えます。(big・littleの指定ではないので注意)
16kHz signed 16bitのデーターの場合は以下のようになります。
sox -r 16000 -c 1 -w -s "input.raw" "output.wav"
ファイルの拡張子がraw以外の場合、-t rawでファイル形式をRawと指定します
sox -r 16000 -c 1 -w -s -t raw "input.xxx" "output.wav"
Raw形式が、BigEndianの場合、は-xでエンディアンを変換します
sox -r 16000 -c 1 -w -s -t raw -x "input.xxx" "output.wav"
Wav形式をRawデーターにする
非常に簡単です。
Soxでは出力ファイルの拡張子がrawの場合、Rawデーターをとして処理します。
MS-DOSを開きます。Soxをインストールした場所へ、MS-DOS上でディレクトリーを移動します。
そして以下のコマンドを順に入力します。
input.wavは入力元の音声のファイルパスに置き換えてください。
output.rawは出力先の音声のファイルパスに置き換えてください。
sox "input.wav" "output.raw"
ファイルの拡張子がraw以外の場合は
sox "input.wav" -t raw "output.xxx"
Bigエンディアン形式で保存する場合は、
sox "input.wav" -t raw -x "output.xxx"
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