アキはフリーランスのプログラマーです >> Server/Network
Sponsored link

このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むECナビ人気ニュース

サーバーの安定運用(HD的には)

 どれぐらいのお金をかけるかその目安は、落ちるとどれぐらいの損失があるかです。

 例えば広告収入があったとして、1日でいくら損失するかです。

もちろん信用問題もあるので落とさないようすることは大事ですが。

そのとき、最悪の状態で復旧までどのぐらい時間がかかるか計算しておく必要もあります。

手順書を用意するのも重要です。


基本的な知識を見つける。

RAIDも入れた、UPSも入れた。しかしHDがクラッシュしてしまった。

原因はなぜか。正しい電源の切り方をしていなかったからです。

 まずは基本的な知識を見につけないことには他の対策は無意味になってしまいます。

ポイントは2つ

一つは、正しい電源の切り方をすること。利用者全員が見につけることです。

電源はしっかりさす事(足にひっかかるなんて論外です)、延長ケーブルを利用して安定した状態を作ってください。

テープで固定するのも有効です。

エアコンは常につけておく。

HDの一番の敵は熱です。埃は最近のものですと入る隙間があまりありません。

もちろん衝撃も厳禁なのですが普通に使っているな関係ありません。

ファンをつけていても、熱は外の温度に影響されます。人間が、夏。扇風機だけですごせないのと同様に、

HDも夏の暑い中使っていると寿命が縮んでしまいます。サーバーを稼動させるならエアコンは必須です。

バックアップ

バックアップさえ取っていればHD壊れてもそれほど悲しむことはありません。もちろん数万円の損失でショックは隠せませんが。

そうゆう場合はツクモの延長保障でパーツを購入するとリスクは下げることができます。


フルバックアップは時間かかるのでどの頻度でやるかは難しいです。

自動で、フルバックアップ取れるようにするのは難しいです。2層版DVDライターならできそうな気もしますが

重要なデーターは自動バックアップ・シンク等の処理は考えた方がいいでしょう。


ファンの埃はこまめに落とす。

やはりメンテナンスはしないといけません。ファンに埃がたまるとそれだけ性能が下がり、

最悪ファンが停止してしまいます。ファンが不調になると本体の温度が上がりそれだけHDによくない状態になります。

一番安くHDの安定率を上げる。それが掃除です。


最低、瞬間停電用のUPS(非停電電源)はつける。

日本は高いだけあって電気は安定しています。普通の家庭でつかう分ならUPSなんて必要ありませんが、24時間使う

サーバーにはかかせません。長時間の停電にももつものは非常に高くなりますが、一瞬落ちる程度の停電には耐えれるものは

安くあります。ただし、テストはかならずしましょう。台数挿しすぎで動かないという場合もありますから。テストといっても電源落とすのではなく入れる方がいいと思います。


RAIDを入れる。又は、S.M.A.R.Tで常時監視する。

RAIDを入れるのが望ましいです。

ハードウェアーRAIDの方が金かかるだけあって安定しています。これもHD2台以上必要になるのでお金かかります。

実は、熱対策しないと本体の熱が上がるのでHDの寿命が縮みそうな気もします。

最悪貧乏ならSMARTを入れましょう。これはHDの状態をモニターするソフトで、健康診断のようなもの。

とかくと、あまり効果ないかもしれませんが、HDが壊れる予兆を知ることができます。


HDはカートリッジ形式にしておく。

残念ながら、ブレードサーバーや、ラックマウントでは無理ですが通常のものなら5インチベイの所に、

HDカートリッジを差すことができます。実はHDの入れ替えとっても面倒です。サーバーの場合、位置的に動かすのが非常にしんどい場合もあります。

そんな場合カートリッジ形式なら、楽に交換もできます。ただし熱の心配があるのでプラスチックではなくアルミを推奨します。


交換用ハードディスクを用意しておく。

ハードディスクが壊れました。ベテラン常駐者もいました。しかし復旧まで時間がかかりました。

なぜか、ハードディスクを常備しておらず、店も全部閉まってしまっていたのですね。

極端な話3交代で見張っていてもHDがなかればどうしようもありません。他の使わないPCからぱくるという方法もありますが

これも現実的ではありません。それほど高い買い物ではありません。せめて1つ・2つは予備のHDを用意しておきましょう。

後になると予算が取れないのでサーバー導入時に予備HDを入れておきましょう。HDは消耗品。日ごろから言っておくといいでしょう。


OSのインストールはすましておく。

暇な時間にOSはインストールしておきましょう。実際サーバー落ちたときのプレッシャーはきついですから。

予備機を用意しておく。

なかなか予算が通りませんが、予備機を用意しておくのはいいことです。

その場合同じ型、同じOSにしておかないとめんどうです。あとどのぐらいの頻度で、データーを同期させるかも重要です。

ちなみに、負荷分散していないなら電源は落としておきましょう。痛みますから。


負荷分散

人的な手間もあるので、なかなかここまでできませんが、簡単に、DNSのラウンド・ロビン形式で振り分ける。

こうして運用していると1台落ちても安心して運用できます。ただし、2台にするとRAID等2倍のコストがかかるので予算はかかります。

なのでそれだけのアクセスがないと意味ないかもしれません。

関連

HDD Health キャプチャーインストールガイド

HDD Health オプション設定


このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むECナビ人気ニュース