実践ディクテーションVol1(Audacityを使った)
ディクテーションとは単語単位や、文単位で聞く方法です。
何度も同じ文章や単語を聞くことで、ヒアリングになれるのが目的です。
CDプレイヤーでやるよりは効率よく作業することができると思います。
実際に使ってみればわかりますが、理論どおりの発音は結構してません。
準備編
どういったAudio CDがいいのか?TVからの録音でもいいし。DVDの音声でもかまいません。
なにかしらの音データーを用意する必要があります。
TVからやDVDからの音をパソコンに取り込む方法はいつの日か説明したいです。
Project Gutenbergより本の朗読の音声ファイルを入手することができます。
ここにはテキストもあります。
私はCNNのCDシリーズを使用しています。ここでは何らかのCDを使うものとします。
Audacity(音声編集ソフト)をインストール
まずはAudacityをインストールします。
インストールの方法はこちらを参照してください。
CDからWavに変換
CDをWavで取り込まないといけません。
こちらの CDをWavに取り込む(CD2Wav編) を参照にしてソフトをインストールと取り込みを完了してください。
私も使っていますが、iPodがあると音楽生活が豊かになります。
英語学習にも使えますので、iPodの購入を強く推奨します!
音声ファイルの取り込みもとっても簡単です。
基本操作
ファイルの読み込み
まずはファイルを読み込みます。
それにはまずメニューよりファイル/開く を選択します。するとファイル選択ダイアログが表示されますので
取り込んだWavファイル・あるいはあらかじめ用意しているWavをどれか開きます。
すると以下のような画面になります。
一部文字化けぽい所もありますが、気にしないでください。
再生・停止
再生と停止の方法を説明します。
まず上記図(1)のあたりを見てください。
以下のようになっていると思います。
(A)の所が再生ボタンです。再生ボタンを押してみてください。すると音がなったはずです。
もし音がならない場合はスピーカーをオフにしているか消音にしているのかもしれません。
そして(B)の所が停止ボタンです。停止ボタンを押してみてください。
これで再生が停止したはずです。
以上が再生と停止の方法です。
ズームイン・ズームアウト
上記図(2)のあたりを見てください。
以下のようになっていると思います。
まず(C)がズームインボタンです。これを何度か3回ほど押してみてください。
すると何かが変わった感じがしますね。
次に(D)がズームアウトボタンです。これも何度が3回ほど押してみてください。
するとまた感じが変わりましたね。
次に(1)(2)の下の所を見てみてください。メモリがありますよね。これは音ファイルの時間のメモリなのですが
ズームインボタンを押すとこのメモリの間隔が大きくなります。そしてズームアウトボタンを押すとメモリの間隔が小さくなります。
つまりズームインボタンを押すと拡大表示になります。
ズームアウトボタンを押すと縮小表示になります。
なぜこのようなことが必要かというと、もし1時間とかの長い再生ファイルから単語を選択したりする場合、拡大表示した方が便利だし、
逆に長い範囲を選択したい場合縮小表示の方が便利だからです。
次に、拡大表示した時、画面に収まらなくなりますよね。その場合、(4)のところのスクロールバーを左右に移動させることで画面の表示位置を変更できます。
範囲の選択
まず同じような図形が上下2つありますよね。これはステレオつまり、左右の音です。今回は気にしないでください。
どこか上記図(3)の辺りをクリックしてみてください。
すると以下のように線が画面に表示されたと思います。これは現在の選択位置です。
そして(A)の再生ボタンを押してみてください。すると選択位置から音が再生されます。適当なところで(B)の停止ボタンを押してみてください。
少し選択位置を変更と再生と停止を繰り返してみてください。
こうすることで図と音の関係がなんとなくわかってくると思います。
次に、どこかクリックではなくマウスを押したままにして、マウスを右に動かします。マウスドラッグでやつです。
すると以下のように色が変わったと思います。これを選択範囲といいます。
このままの状態で再生ボタンを押してみます。今度は停止ボタンを押さないでください。すると選択範囲のみ再生して自動で止まります。
今回のディクテーションはこのように単語や文を選択して、再生するだけのことです。
ループ再生
単語やフレーズを選択しているとします。
そしてシフトキーを押したままにします。すると(A)のところのボタンのアイコンが変わったと思います。
これはループ再生の状態です。このまま(A)ループ再生ボタンを押すと選択範囲が繰り返し再生されます。
短い単語や文章を連続して聞くのが勉強になると思います。ただ、連続して聞いてると頭悪くなりそうな場合はCDでも掛けながらやるといいでしょう。
ファイルの書き出し
さきほどの選択範囲を別途Wavファイルとして保存することができます。
この保存したファイルを使うことでWindowsMediaPlayerやiPodなどで短い範囲を
メニューよりファイル/選択部分を別名で書き出し を選択します。
するとファイル保存ダイアログが表示されますので好きな所に保存します。
拡張子はつけなくても自動的にwavが付きます。
ディスクの容量には注意してください。
実践例
私の実践例ですが。
まず、うまく聞き取れなかった単語ごとに範囲を選択して、聞き取れるようになるまで再生を繰り返しています。
そして、文ごとにファイルを切り出しています。
あとはそれらを、WindowMedia PlayerやiPodで延々と聞いています。
この行為が効果はあるかどうかは不明ですが?こういうことをやってみたい人には役にたつと思います。
関連
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■音声・CD
■Audacity
Audacity(音声ファイル編集)をMP3で書き出せるようにする
実践ディクテーション2・リピート(繰り返し)する音声ファイルを作る。